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債務整理の成功率はどれくらい?成功率を高める方法を伝授!

しっかりと返済計画を立ててお金を借りたものの、経済的な状況の変化や、生活スタイルが変わったことによって返済が難しくなってしまうこともあります。
そこで、借り換えやおまとめローンなどを利用して返済計画を立て直すという方もいらっしゃるかもしれません。ですが、額があまりに大きすぎたり、収入の状況などによっては、こういった方法での返済計画の立て直しが難しいケースもあります。
また、すでに返済が大幅に遅延し、督促を受けている場合は、基本的に借り換えはできませんし、返済プランの変更も認められず、一括返済を求められるケースもあります。

このような借金問題を解決するための手段のひとつが債務整理です。では、そんな債務整理の成功率はどのくらいのものなのでしょうか?

債務整理における「成功」とは?

そもそも、どういった形での決着が債務整理における「成功」なのかを考えてみたいと思います。
詳しくは後述しますが、債務整理には任意整理・個人再生・自己破産・特定調停の4種類があります。いずれの方法であっても、しっかりと手続きを行えばある程度の成果を見込めます。
この成果が出た時点で「成功」と考えることもできるでしょう。

しかし、債務整理の最終的な目的は借金問題を解決すること。すぐに借金がゼロにならなくても、無理なく返済できる形で計画を立て直すことができなければ成功とはいえないのです。
また、借金が返済できても、その後の生活ができなければ意味がありません。

そこで、ここでの成功の定義は「借金返済のめどがついて、生活を維持することができる」決着としたいと思います。
では、債務整理の方法別に、どのくらいの成功率なのかをお話しましょう。

任意整理の成功率は?

債務整理というと、多くの方が一番に思い浮かべるのが任意整理でしょう。債権者との交渉によって、返済計画の見直しや、利息の再計算を行うといった方法です。交渉によっては長期分割によって毎月の負担を減らすことができますし、場合によっては利息分が免除されるケースもあります。

そんな任意整理の成功率はどんなものなのでしょうか?

もちろん、状況によって異なりますが、かなりの高確率で成功するといっていいでしょう。債権者としても、最終的に借金を回収する必要があります。そのため、無理のない返済計画を受け入れくれるケースが多いのです。ここでまた無理な返済計画で決着してしまうと、また返済が滞ることになり、泥沼化してしまいます。財産を差し押さえて処分するにしても手間が必要です。そのため、無理のない返済計画が認められるケースが多いのです。

利息分についても再計算を行えば、かなりの高確率で減額できますし、過払いが発生している場合は、逆に請求することも可能です。

つまり、任意整理の成功率は極めて高いといっていいでしょう。

個人再生の成功率は?

借金の一部を決まった期間(基本的には3年間)で返済する代わりに、残りの借金の支払いが免除されるのが個人再生です。
例えば、500万円の借金がある場合、任意整理で5年間かけて返済するとなれば毎月の支払いは8万円ほどになります。
しかし、それに対して個人再生の場合、返済額は基本的に5分の1に減額されるため、総返済額は100万円となり、3年間で返済するにしても毎月の支払いは2万円程度です。

また、住宅やマイカーなどの資産を持ったままで手続きが可能ですので、これらを手放したくない場合にも有効な方法といえるでしょう。

個人再生の場合、借金の額が5000万円以下である(住宅ローンは除く)、将来的に継続した収入があるといった条件を満たしていれば、ほとんどの場合成功します。
なので、こちらもかなり成功率の高い債務整理の方法であるといえるでしょう。

自己破産の成功率は?

債務整理の中でも、最後の手段といわれているのが自己破産。借金の全額が免除される代わりに、住宅やマイカーなどを含む20万円以上の価値がある財産を処分し、一定期間の資格制限や免責を受けることになります。
簡単にいってしまえば、借金がなくなる変わりに財産をすべて失ってしまう(場合によっては資格制限によって仕事も)といった解決方法です。

自己破産の場合、デメリットもかなり大きいことから、一概に「成功」というのは難しいかもしれませんが、裁判所で認められば、基本的に誰でも自己破産は可能です。

とはいっても、免責不許可事由がいくつかあり、たとえばパチンコや競馬などの賭博行為や、株やFX、仮想通貨取引、また過剰な浪費による借金は自己破産の対象になりません。担当裁判官の判断による「裁量免責」によって認められることもありますが、単に「借金がチャラになる」という姿勢ではなく、真摯な態度で手続きを進めることが成功確率アップにつながります。

このように、自己破産が成立すれば「成功」といえるかもしれませんが、デメリットも決して少なくないことを頭に入れておく必要があるでしょう。

特定調停の成功率は?

最後は特定調停です。具体的にイメージすることができないという方も多いかもしれませんが、基本的には債権者との交渉によって返済計画の見直しを行います。
任意整理の最大の違いは、最終的な判断は裁判所が行うため、手続きが比較的簡単であり、期間もそれほどかからないという点。ただし、最終的に双方が合意できなかった場合、調停は不成立となり、別の解決策を考える必要があります。

もちろん、調停で決定した内容は確定判決と同様の効力があります。そのため、もしここで決まった通りの返済ができなければ差し押さえなどの強制執行されることになりますので注意が必要です。

この特定調停の成功率についてですが、ある程度慣習的な決まりがあります。基本的に確定した債務を原則として3年間(最長でも5年間)での返済でまとまるケースがほとんどです。これが条件であると考えていいでしょう。
借金の総額と、毎月の返済可能額を考え、この条件で合意できるのであれば、ほぼ確実に成功する手段といえるでしょう。

どんな状況であっても債務整理を成功させることはできる

債務整理は借金問題を解決するための有効な手段のひとつです。そのため、どんな状況であっても、適切な方法を選ぶことができれば債務整理を成功させることができます。

より確実に債務整理を成功させるために、もっとも重要なことは自分の状況をしっかりと把握すること。借金の総額を把握するのはもちろんのこと、現在だけでなく将来的な収入まで含めた自身の返済能力をまとめてみましょう。
そうすれば、どんな返済計画であれば実現できるのが見えてきます。そして、自分の状況にもっとも合った債務整理の方法を見つけることができるでしょう。

もし、自分で判断するのが難しい場合は専門家に相談してみましょう。最終的には、それが債務整理の成功率をアップすることに繋がるかもしれません。

まとめ

このように、債務整理の成功率はかなり高いものです。少なくとも適切な方法を選び、正しく手続きをすれば失敗することはないでしょう。
失敗しないために、4種類の債務整理の特徴やメリット・デメリットをしっかりと頭に入れた上で、どんな解決策を取ることができるのかを考えるようにしてください。
借金問題はとても深刻な問題ではありますが、必ず解決の方法はあります。ずっと悩んでいるだけでは解決することはできませんので、まずは行動を取ることを考えましょう。専門家に相談するだけでも、解決の糸口を見つけることができるかもしれません。
いずれにしても、行動は早いに超したことはありません。